一眼でも生きている石

やるべきこと:体重65kg、ゴミ出し、掃除、睡眠時間の確保。できるまで他の一切は不要

身体障害者手帳を取得

先月、身体障害者手帳を取得した。視覚障害5級。

 

税金が安くなり、都営交通が無料になり、映画館が1,000円になり、美術館もタダで入れるところがある。最大のメリットは就職関連であり、雇用保険の給付日数が300日になり、企業に最低限、「障害者雇用率の向上」という価値を提供できる。

 

今のところ、何回か都営地下鉄に無料で乗ったり、新幹線に格安で乗ったりしたくらいで、あまり手帳のメリットを活かしていない。税金の還付が数万円はあるはずなのでそれが楽しみ。

 

目下、ゲーム「リーグ・オブ・レジェンド」でゴールドになることにすごくこだわっている。できるまでは、とにかくそれにこだわるという感じで。手帳を活かした転職活動なり、その他のことなり始めるとしてもまずはそれをやってからという気持ち。

『15時17分、パリ行き』のネタバレ(?)を含む日記

  午前中、やってはいけないことをやってしまう。リーグ・オブ・レジェンドのランクゲームで、味方にmia pingで煽られて、カッとなってAFKした。煽られるのはこのゲームの日常だ。いつもなら黙ってミュートする。今日の私はそれができず、まずチャットに書き込むことからはじめた。

「なにがわるかったですか?」

「Tell me what was wrong.」

 英語と日本語の両方で書いたのは相手が外国人であることも少なくないから。「なにがわるかったですか?」と書いたのは、ほんとに何が悪かったのかわからなかったから。midレーナーが勝手に前に突っ込んで死んだ。ジャングルの私は最短距離で駆け付けたが間に合わなかった。そしたらmia pingを連打してきた。

 相手の「なにがわるかったですか?」に対する返答は

「gg」

 これでキレた。Alt + F4を押してゲーム画面を消去。普段ならここまで短気ではないが、昨日から自分でも気づかないうちに精神的に追い詰められていたのだろう、衝動的にそうした。

 反省している。自分をしばらく"出場停止処分"とする。当分、このゲームはやらない。衝動でAFKしてしまうような精神状態の人間がやるべきゲームではない。

 渋谷に行ってMacbook Airを買うことにした。家にいるとついリーグ・オブ・レジェンドに手を出してしまうかもしれない。しかしPCがなければできない作業も多い。だから、ノートPCを買う。幸いにして私はトラックパッド操作のMacbookリーグ・オブ・レジェンドをやるような変態ではない。Macbookを持って各地のカフェにおもむき、優雅な休日を過ごす。

 渋谷に行ったついでに、映画を観た。映画館に行くこと自体が久しぶりだ。観た映画はイーストウッドの最新作『15時17分、パリ行き』。イーストウッドの映画であること以外は何の予備知識もなしに観た。映画体験の質を高める重要なコツの一つは、事前情報をできるだけ少なくすることであるが、今回もそれが非常にうまくハマった。終盤の表彰シーンはハンカチで涙を抑えずにはいられなかった。

 本当の衝撃は映画が終わり、スマホで改めて映画の概要を調べていた時に襲ってきた。主要登場人物は、みな俳優ではなく、事件の当事者が自分自身の体験を「演じて」いるのだという。そんなバカな。あのカメラ映りのいい容姿をもち、観ていて気持ちよくなるリズミカルな"演技"を披露していた3人が、俳優としてはまったくの素人だというのか。「当事者」であることの魔法と、イーストウッドの監督としての力量が、彼らのカメラ移りを完璧にしたのか、それともたまたまそういう才能を持ちあわせた3人だったのか…?

 恐れ入るとしか言いようがない。私にとって非常に幸運だったのは、この情報を知らぬまま映画に臨んだこと。この映画に関するネットメディアの記事にフツーに書いてあるのだが、それを読まずにすんだ。知っていたら「素人がどんな演技をするのかな」という視点で観てしまっただろう。

 できるだけ少ない前提知識で作品に臨むことの幸せを追求するために、普段から余計な情報を仕入れぬよう生活すべきである。

やるべきことをやる(2)

 1年以上ぶりに自分のブログにアクセスしたところ、この1年間で著しい進歩を遂げたことに気づいた。ブログのサブタイトルに「やるべきこと:体重65kg、ゴミ出し、掃除、睡眠時間の確保。できるまで他の一切は不要」とあるのだが、ゴミ出し、掃除、睡眠時間の確保はできるようになっている。ゴミ出しは、小物金属ゴミのような「毎月第1・第3水曜日」という難易度の高いスケジュールになっているものもしっかりこなしている。掃除もできているうえ、先日はダイソンのフィルターの掃除までした。トイレもおおむねいつもきれいだ。睡眠時間についても、不安感で眠れなくなるということがほぼなくなり、一日7時間から8時間眠ることができている。

 毎日夜の9時半に、家にいるならばPC、スマホから離れ、主照明を落として間接照明に切り替え、ゴミ出しや掃除、瞑想やストレッチを行い、10時半に寝るようにしている。うまくまわっている。非常に快適な習慣なので続くだろう。

 お金についてもずいぶん状況が改善した。2016年はカードリボに頼るような状況だったわけだが、今は貯金が数十万ある。今年中に100万貯まる見込み。

 ただ、体重は相変わらず落ちない。1年前とほぼ変わらない、横ばいの74kg。去年の秋ぐらいに72kgまで落としたのが精いっぱい。おそらく炭水化物を取りすぎなのだろう。

 また、視力に問題を抱えている。そもそも左目しか見えないわけだが、数年前まで0.9以上見えていたのが、最近は調子が悪いと0.5、よくても0.8といったところ。(片目で視力0.5なら視覚障碍で障碍者手帳がとれる。)医者には、いずれ白内障の手術が必要になると言われている。これはなんともならないので、せいぜい目を酷使しないように過ごすしかない。

 また、仕事に対する不満が大きい。仕事内容に興味が持てず、ろくにすることもなく、ネット記事を読み漁るか、せいぜい適当にExcelをいじくるだけ。そのうえ、会社の業績が傾き始めた。次の手をどうすべきかと案じる。

 会社でやることがないので、業務時間を使ってPythonによるプログラミングの基礎の学習を進めている。楽しいと感じられるという点では少なくともプログラミングに適性がある。

 運動、瞑想、野菜、睡眠のうち、瞑想と睡眠はできているといえるだろう。ダイエットがはかどらないのは、ひとえに運動と野菜が足りないためだろう。

やるべきことをやる

 前回のブログもそうだが、文章を書くと「ああしたい、こうしたい、私はこうすべきだ」式の内容ばかり書いてしまう自分に辟易する。せめて、そういう文章を読み直して、「こうしたい」はどこまで実現できたのか、あるいは妥当でない目標設定だったのか、等の評価をすることとしよう。

 そういうわけで、昨年の5月6日に書いた「当面の目標について」という記事を読み直し、目標とやらをどれくらい達成できたのかを見てみよう。

ichigan411.hatenablog.com

 1) 体重を65kgにする。今より15kgの減量

 今、だいたい73-74kgだから、道半ばといったところ。健康への意識は高いし、ジムにも週3回通い、筋トレ、有酸素運動を行っている。それにしても体重の減るペースが遅い。焦ることはないのだろうが、食生活はまだまだ大いに改善の余地あり。(菓子パン、揚げ物、ラーメン、洋菓子を食べる頻度は、この当時よりもはるかに減ったはず。)

2) 返す必要のある借金を正確に計算する。

 した。そして、元彼女への借金を返したことになっている。ただ、自分が30万円あると思っていた借金を、彼女が3万だと言い張るため、達成のハードルがやたら低くなってしまった。自分では間違いなく30万で、あと27万あると思っているので、様々な形で返していく計画である。それはまた別の話。

 その他、数年前の住民税は、「これ以上滞納すると支払い能力の調査を行いますよ」という通知が来たときに慌てて支払った。(そのときすぐに支払える貯えがあって良かった。) また、今は必要なお金と収入の予測を照らし合わせながら、買い物の計画を立てることができている。かなりマシになったと言えるだろう。

 3) ゴミの収集日には毎回、ゴミを出す習慣を身に付ける。

 出せていない。部屋が汚い。出すタイミングについてもろくすっぽ意識していない。

4) 土日祝日のどこかで毎週、1時間以上かけて部屋を掃除する習慣を身に付ける。

 できていない。部屋が汚い。特に風呂とトイレがひどい。

 5) 毎日7時間半、睡眠する習慣を身に付ける。

 できていない。寝付けないときがあるのはまだしょうがないが、ズルズルと夜更かしすることが多い。

 Fitbitの使用を再開して、睡眠時間の自動計測をするようになった。健康的な睡眠へのモチベーションが高まる。

 6) LoLは、平日はやらず、土日祝日に。土日祝日にLoLをやるとき、「2敗したら」その日はもうやめる習慣を身に付ける。

 幸か不幸か、LoL自体をこの一か月一戦もやっていない。(配信やプロの試合は熱心に観ている。)よって、達成できていると言える。

以上をすべて、達成できる目処がたったあたりで、次の目標について考え始めましょう。

 本当にそれがいいと思う。他のことはごちゃごちゃ考えず、これらをきっちり達成してから、次にいきましょう。

 なすべきこと。引き続き健康的な減量、掃除、ゴミ出し、睡眠時間の確保! 他のことはテキトーにやっておけばよろしい!

 

 

 

会社での評価が低いようなので

 ブログを書く。

 今の会社、入ったのは去年の7月で、自分がある新規プロジェクトで中心的な役割を担うことを期待されていたのだが、その新規プロジェクトの数値が現段階ですこぶる悪く、半ばおとりつぶしのような状態に、今日なった。このまま完全にプロジェクトが潰えれば、自分も会社も当初全く想定していなかった部署へ異動して、そこでもなお上手くいかなければ退職勧告、あるいは異動さえなくいきなり退職勧告かもしれない。

 かつての役所のような、暴言と理不尽の飛び交うあからさまにクソすぎる環境では全然ないのだが、そこでも自分は向いてない。まず自分が会社のことを好きでない。(おっさんの下品な会話は本当に精神を滅入らせる。)成果に対する貪欲さも、持とうとするときはあるがそこまではない。あるいは、貪欲さを発揮する方向が、中国語の習得やら経済学の勉強やら、目下の仕事ではなく「将来的に」活かすものばかりで、目の前の仕事を何とかするという意識にどうも欠けるところがある。

 生きていくのは何かと大変だ。何より、他人と価値観の合わないことが多い。自分の場合は、発想がふわふわと大きなところを漂ってしまい、足元にあるものの意義をなかなか見いだせないことが多い。英語圏のニュースストリームや、twitchで欧米人や中華圏の配信者の配信ばかり見て、日本のテレビ番組はまったく見る気がしない。身近な他社と話を合わせるのに有効なツールである国内ニュースよりも、海外ニュースのほうがどうしても気になってしまう。もうそういう性向なのだからしょうがあるまいと思う。

 この「どこか遠く」のことをいつもぼんやり考える性向を生きるのに上手く活かすには、何らかの形で「物書き」でありたいと思う。弟という身近な存在がやけに有名な作家なので、自分もその地位に近づけると思ってしまうというのもあるが、そんなことより、価値観の合わない他人の命令を受け入れ、自分もその価値観に合わせるそぶりを続けるのは、どこかでしっかり止めないと、この世界に対して負のフィードバックばかりもたらす存在になってしまいそうで、とても不安だ。

 これからゆっくりと、文章を書いたり、ブログ含むwebページを作ったりということを基礎に、小規模にコンテンツを作成して、それを経済的およびもっと広い意味での「価値」につなげていくということを学んでいきたいと思う。

 仕事がないのは困るので、来月末に申し込んだ簿記2級にはきっちり受かっておきたい。そう、貧困は困る。貧困は絶対に避けねばならない。人生の第一のルール。第二のルールは、第一のルールしかない人生にしてはならぬということだ。

19日土曜日

 土曜日はずいぶん充実していた。午前中から池袋へ、美容院に行って髪を切る。昼前から、池袋Humaxシネマにて『この世界の片隅に』の2回目を鑑賞。一週間あけて同じ映画を映画館で2回観るなど、初めての体験である。何が起こるかわかっているのに、わかっているから、一回目より体はこわばり、ずいぶんと緊張していた。映画が終わって、1回目よりもずっと大きな感動に満たされた。3回目、4回目もあるだろう。何回でも何十回でも観続けるだろう。

 ふと、母や祖母をこの映画連れてってやれないものかと思う。実現するとしたら年末年始の帰省時。そのときに地元の映画館で上映しているかどうか。ちなみに、地元の映画館とその運営会社は自前のWebサイトさえ用意していない。

 そのあと、渋谷へ移動し、某大手資格学校の説明会に参加する。米国公認会計士の資格を本気で取りに行こうという気持が固まりつつある。今後海外の会社と契約を取り交わし、折衝し、プロジェクションをしていくということを自分がやっていくなかで、必要な能力が詰まっている資格だと思うし、世界を俯瞰する目を養うという観点からも良い。

 夜、新宿の餃子店で、5年来の友人Sと、その婚約者と会う。いっしょに米国公認会計士を目指さないかという話と、「この世界の片隅に」が大変な傑作だという話を主にする。青島ビール紹興酒をずいぶんたくさんあおる。さらに、Sとふたりで新宿ダブリナーズへ行きハーフアンドハーフをパイントで飲み干す。酒が弱いので明日は二日酔いだろうと思ったが(たいていいつもそうなる)、帰りがけに「ウコンの力スーパー」を飲んだらそうならなかった。ありがたいことだ。

肉体と知識

 午前中ジムにてパーソナルトレーニングを受ける。普段のフォームがいかに自己流で間違いだらけなのか実感できるのは良い。正しいフォームをキープするのも、追い込むのも大変で、ずっとパーソナルトレーナーをつけ続けてないと肉体改造はなかなかままならないのではないか…と不安になる。

 米国公認会計士の予備校選びを始めた。明日および来週の土曜日と、某有名資格学校の説明会に参加する。自分が米国公認会計士の資格を取るべき必然性は感じられないが、ある専門知識をもってそれを軸に世界を俯瞰することができたら…という思いはある。少し話を聞いた限りでは、USCPA(米国公認会計士)はセカイをフカンするのに割と適した仕事であるようだ。

 20代のころは文学やら社会学やらを修めてそれをしようとしたわけだが…そういった分野でそれをやると、相当な才能がなければ貧困に陥る危険性が高い。

 『この世界の片隅で』の明日のチケットを予約した。映画館で観た作品を一週間後にまた観に行くなんて経験は、これまでのところない。