修行の日々
先日、韓国釜山へ3泊4日の出張へ行ってきた。世界中のゲーム会社が集い、ビジネスマッチアップを求める場へ、社長のお供として行くことに。
お供としての私の性能は低く、会場までの道のりの確認、スケジュール管理、飲食店で店員をうまく呼べない(笑)等等、おおいに片手落ちであった。そういうのを温かく見守ってくれる優しい社長である。
普段から日本ではあまりなじみのない国の方々とやり取りする仕事であるが、この出張で改めて、世界を相手に仕事をしているぜ、という感覚を強めた。それは嬉しい感覚であった。
次につながる嬉しい収穫がいくつもあった。利益になるまでに数年かかる案件も少なくないが、うまく行ったときの、いろんな意味でのベネフィットの大きさを考えるとわくわくする。
ところで、韓国にくるのは2回目。前回は3年ほど前、ソウルに、彼女の親友(中国人)の結婚式で訪れた。こぎれいな街だなと思った。今回も釜山で、だいたい同じ印象を持った。あまり外国に来たという感覚にならない。日本語もあちこちで通じる。食事も我々の口によく合う。ソウルと違うなと感じたのは、言葉である。知っている韓国語は10にも満たない自分にも、ソウルで話されている韓国語とは相当違うな、ということがわかった。
女性もきれいな人が多いなと感じる。美容整形のなせる結果なのかどうか知らないが、そんなことはどうでもよく、単純にきれいな女性が多いとそれだけで気分が良くなり、ああ自分もおっさんになったものだと思う。
今回は日本で楽しめないものを2つ楽しんだ。一つは屋台で、数百メートルにわたりずらりと並んだ屋台は非常に味の良い光景をつくる。どこも陽気で親切なおばちゃんが切り盛りしている。料理の多様性に若干欠けるが、どれもおいしい。
もう一つはカジノ。釜山には外国人しか入れないカジノがいくつかある。特権を活かし人生初のカジノへ。トランプ系(ポーカー、ブラックジャック、バカラ等)はその場ですぐに賭けるにはルールが若干複雑で敬遠してしまった。ルーレットのみを楽しむ。トランプ系に比べるとだいぶオシャレでないので忸怩たる思い。次回はちゃんと予習しておきたい。
社長が「韓国は反日教育しているわりには、全然それを感じないよなあ」とつぶやいたので私が「そもそも反日教育なんてものが、ネットのファンタジーですからね!」などと返す。酔った場での話。
この仕事、もっとおもしろいことがこれからたくさんあるだろう。