一眼でも生きている石

やるべきこと:体重65kg、ゴミ出し、掃除、睡眠時間の確保。できるまで他の一切は不要

9月20日

 朝、健康診断へ。職場に提出するため。

 以前は視力検査のときなど、右目の視力がありませんと言うのにずいぶん緊張したものだが、今はもうそんなこともなく。慣れたものだと思う。

 20代のあたまくらいまでは、自分の右目ははっきり開いていて、人に見えていないことを打ち明けると驚かれたものだ。それがいつの間にか右目のまぶたが次第に重くなってきて、今は「この人は右目が悪いんだな」と初対面の人でもすぐに了解するようになっている。そのほうが楽といえば楽である。

 視力はどうでもよく、深刻なのは体重。163cmの身長で体重はなんと79kg。先月、自宅から歩いて5分のところにフィットネスができ、オープンの日に喜んで登録し、以来2~3日に1度の運動を続けているのだが、体重はむしろ増えていた。運動はけっこうだが、それ以前に食事への気遣いと体重を毎日測って管理することが必須なのだろう。外食特にラーメンは控え、早食いの癖を直さねばならないだろう。

 ここ数年、人と会うことにずいぶん消極的になってしまっているのだが、自分の出っ張った腹がその主要な原因であることは間違いない。体型を変えることができれば、人と会うのも楽しくなってくるだろう。意義は大きいと思う。

 私の彼女は今でこそ体重40kg台だが、20前後のころは80kgオーバーであったという。今の私より重いと思うと感慨深い。40kgもの減量に成功したのは本当に大したものだ。私の彼女はすでに人生において「40kgのダイエット」と「ネイティブレベルの日本語の習得」という二つの偉大な達成をしている。私は、まだ何も成していない。

 本屋へ。中国語検定3級のレベルを確認。内定をとった後、新HSK(中国政府主催の中国語検定)の6級に申し込んだが、(中国語では、「級」の前の数字が大きいほどレベルが高く、6級は最上級)まったく対策せず、当日会場に行くことすらしなかった。5級には去年合格したのだが、6級は少し問題集に取り組んだだけでまったくやる気がしなくなってしまった。

 これで中国語の勉強が頓挫してはもったいないので、中国語検定3級を受験することを思い立つ。(こちらは日本の団体が主催しているので、級の前の数が小さいほどレベルが高い) こちらは、楽に受かるはず。3級に受かってから、2級、1級と少しずつレベルを上げていきたい。内容の伴わないチャレンジ精神でモチベーションを損なっては滑稽である。私は未だにそういう悪い癖がある。