幽玄の間6級 互先黒番(天頂の囲碁5による自分の碁の検討)
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白が右辺の狭いところで生きを確保しようとした局面。右辺では生きられるのかもしれないが、上辺の白とはっきり切断されてしまっています。
ここで上図のようにハえば、N16のキリとL18が見合いになり、この白は確殺だったでしょう。
実践ではこのハイの手が思いつかず、なぜか61とハネてしまい、白を生きさせて安定させる結果に。これで白が生きてしまうことはわかっていたのですが、先手もとれるし周りの黒が厚くなるのではないかと考えました。ですが左辺から中央に対する厚みはキリがそこかしこに残っておりよくみるとあまり活かせなさそうです。また、この白の一団を殺せばそこで碁が終了していたことを考えると比較の余地はありません。
「相手のフトコロを狭める」ことを意識していたのはいいのだが、「フトコロを狭める=ハネる」という観念がどこかにあって、この冷静で必殺のハイの手が見えなかったのかもしれません。
今日の教訓:相手のフトコロを狭めるのに、直接的なハネばかりでなく、ハイなどの手も検討できるようになろう。