一眼でも生きている石

やるべきこと:体重65kg、ゴミ出し、掃除、睡眠時間の確保。できるまで他の一切は不要

Nautilus vs. Illaoi

 今回の対面は昨年の末に実装されたばかりの新champion、Illaoi。

 Illaoiのwikiのコメントページで、今このチャンプについて語られるべきことは網羅されているような気がします。

gyazo.com


 つまり、対策がわかっていればまったくなんてことない相手だが、わからない相手にとってはOP、理不尽に強いと。実際ちょっと前まで私の属するBronzeでは毎回マストバンのような扱いでしたが、最近はpick、banともほとんど見かけなくなりました。対策が普及してきたということなのかもしれません。

 さて今回の成績

Nautilus: 10分時CS 45 KDA 1/0/0

Illaoi: 同35 0/1/0

 CSはもっと集中してやればあと20はとれているように思うので大変もったいない。ともあれ、味方のgankがうまく刺さったのもあって10分時点ではレーンは勝ち。ただしこの後、自分が無理にしかけたところでIllaoiのUltをモロに喰らい、バースト出されてソロキルされること2回。自分はいまだこのチャンプの対策が分かってない側の模様…。

 

 以下Lolking Replayで見つけてきたマッチアップ。NAのDiamond1 NautiとDiamond3 Illaoiです。

Nautilus 10分時CS 70 2/1/1

Illaoi 同56 1/3/0

 印象的だったのは、Nauti氏が4分くらいまでハラスを一切行わず、CSとtentacleの処理だけ黙々と行っていたこと。それでもNautiがレーンを押して相手を追い込んでいました。Illaoiは相当pushに難があるのでしょうか?

 しかしUltのあるIllaoiに不用意に仕掛けるのは本当にマズい。このDia1 Nauti氏もガンク合わせのために仕掛けたのですが、Ultで瞬殺されてしまいました。直後に味方のジャングラーLeeがIllaoiを倒しはしたのですが、Nautiはまさか間に合わないとは思わなかったのでしょう。

 とにかくIllaoiはultが、「その有効範囲内では」めちゃくちゃ強いので、それだけは避けるということでしょうね。

Nautilus vs. Gnar

 しばらくはTop NautilusでLane戦を学んでいきたいと思います。

 ダイナミックQでPrimaryをTopに、SecondaryをMidに設定しておけば、たいていの場合Topになります。もしMidになってしまった場合は、Annieでもやっておきますがなったことはありません。

 ところでLoLは昨日からものすごい勢いで負けまくっています。自分がレーンでそれなりに勝っていたり、ジャングラーとしてきっちりガンクを決めていたりする試合だと、「味方が悪いんじゃ!」とキレたくもなります。

 しかしLoLから人生に活かせる考え方を学ぶとなれば、「味方が弱い」という外的状況を前提としながら、いかにそこで自分のやるべきことを見つけ、そして勝っていくかということでしょう。

 それは味方をコントロールするコミュニケーション能力だったりもするでしょう。「こいつの言う通りにしておけば勝てる」と思わせるようなShot Callerになるのが手っ取り早そうです。

 そのためにまずは、自分がレーンでの勝ち方、ジャングラーとしての基礎をまずはしっかり押さえておきたいと感じます。しばし勝ち負けは二の次として、基礎の習得に力を入れたく思います。さすがに最低限の基礎ができてない者についていこうとする人はいないでしょう。

 自分がメインとして選んだのはNautilusです。これまでに最も多くの回数プレイしてきて、愛着もあるし操作も慣れています。また、自分のレート(今はBronze5)では基本的にアサシン系のダメージディーラーばかりが好んでpickされるため、tankでCC豊富なNautはたいていの場合チームに足りていない要素の補完になると考えられます。initiatorでもあるので、優れた状況把握者となれば能力をよく活かせるでしょう。

 Laneでは決して強い方ではないと思いますが、厳しいチャンプでもないでしょう。

 今回の対面はGnar。rangedなのでレーン強いチャンプ。

 10分時のCSおよびKDA

 Nautilus: CS42, 0/0/0

 Gnar: CS36, 1/0/0

 相手もCSが相当雑だったのでCS自体は勝っているが、ダメージ交換が下手すぎて、味方のガンクを成功させられない状態に。味方のYiがGnarのメガ時に1vs1を挑んで1kill献上、さらにその後Yasuoがガンクに来てくれるも、自分のヘルスが低くて合わせられない状態、Gnar2killに。(そこでガンクに来るなアホ、とはもちろん言いたいのだが)

 ダメージ交換上手にできないと、味方のガンクも成功しないため、勝てるものも勝てません。

 あとは

・Wをちょっとピンチになっただけで意味もなく使うクセを直すべき

・Eのダメージ量を把握し、CSを取るのに役立てたい。中途半端にミニオンのヘルスを削ると、多くのCSを失ってしまう。

・Gnarはrangedなので、やはり基本はレーンを押さずに、ハラスよりはCSの確保に集中か。チャンスだと思ったらQで確実に捕まえてダメージ交換。

・Gnarのrageのゲージはよく見ておくこと。捕まえたとたんにメガになってダメージ交換負けてしまうこともあった。また、ミニに戻る瞬間に仕掛けるのがいいかもしれない。

 試合自体負けたが、それは今回は不問としよう。

 

 さて、試合の後、LolKingで見つけてきた上手い人のリプレイを見る。

www.lolking.net

 

 このサイトでは、「片方のチームにこのチャンプが、もう片方にあのチャンプがいるマッチ」などの条件を指定して、ダイヤモンド以上のランクのプレイヤーのリプレイを検索することができる。Nautilus対Gnarで、Nautilusのチームが勝った試合という条件で検索。

 Gnar側のチームで韓国の有名プロチーム、CJ EntusのジャングラーがKindredをやってる超高レートな試合が見つかる。

 このKR Nauti氏と対面KR Gnarの10分時CS, KDAは

Nautilus: CS67, KDA 4/0/0

Gnar: CS54, KDA 0/1/0

 気づいたこと

・やはりNautiは序盤引き気味にプレイしている。ダメージ交換ではなかなか勝てないのだろう。

・Topといえばテレポート。相手のKindred(プロ)がbotにガンクするタイミングで、テレポートしてbotから2killをもぎとってきた。なぜそれが読めていたのだろう、という非常な驚き。すごい。なお私は上記の試合でガンクorカウンターガンクのためのテレポートを一度もしなかった。

・相手Gnarに大ダメージを与え、後一撃というでkillというところで逃げられる。そのあと、ミニオンがタワーに到着した後にタワー裏まで追跡。インナータワーでリコールしようとしていたGnarを見事にキャッチ。リコールは8秒あることを意識したい。

 

 うむ。こんな調子で反省&トップレベルの試合を研究することで、上達していくこととしようぞ。

幽玄の間6級 互先黒番(天頂の囲碁5による自分の碁の検討)


https://gyazo.com/30846fe6a3d9ce3e21c01b7b1b20d678

 

白が右辺の狭いところで生きを確保しようとした局面。右辺では生きられるのかもしれないが、上辺の白とはっきり切断されてしまっています。

 

gyazo.com

ここで上図のようにハえば、N16のキリとL18が見合いになり、この白は確殺だったでしょう。

 

gyazo.com

gyazo.com

実践ではこのハイの手が思いつかず、なぜか61とハネてしまい、白を生きさせて安定させる結果に。これで白が生きてしまうことはわかっていたのですが、先手もとれるし周りの黒が厚くなるのではないかと考えました。ですが左辺から中央に対する厚みはキリがそこかしこに残っておりよくみるとあまり活かせなさそうです。また、この白の一団を殺せばそこで碁が終了していたことを考えると比較の余地はありません。

 

「相手のフトコロを狭める」ことを意識していたのはいいのだが、「フトコロを狭める=ハネる」という観念がどこかにあって、この冷静で必殺のハイの手が見えなかったのかもしれません。

 

今日の教訓:相手のフトコロを狭めるのに、直接的なハネばかりでなく、ハイなどの手も検討できるようになろう。

もっとクソみたいな日記を書きたい

 「楽しいこと、好きなこと」であれば億劫がることなくすぐに取り掛かり始める、というわけではないのが人生の難しいところ。こうやって、わずかなりとも人の目にふれうる文章を書くのは疑いなく楽しく、スリリングであるのだが、ご覧の通りの更新頻度。いつも書こう書こうと思っていて結局なかなか書かない。書くのは上述のとおり単純に喜びだ。インフラ的に困難があるわけでもない。書くことで気持ちも落ち着く。いいことづくめ。

 何か、まとまりのある、立派なことを書かなければいけないと思っているようだ。これはよくない。ただの日記を、あえて公開形式で書く、このブログの主旨はそれだけ。人に読まれることの快感に奮いつつも、読む人のことをガン無視した文章を書く、ということをやってのける度胸が必要である。

 16日、会社の忘年会。参加者3人。社長、自分、そして普段バナーやロゴを担当してくれる女性。この女性は、一応私の前任者だった人で、自分が派遣されてくる前まで同じ仕事を派遣社員としてやっていた。自分のほうは正社員登用されて仕事内容は大きく変わったけれど。

 この女性とは、自分が派遣されたてのときに引継ぎのために3日ほど会っただけ。仕事を依頼するためにSkypeではしょっちゅうやりとりをするが実際に会うことは半年間なかった。

 半年前に見たときの印象とうってかわって、とても可愛くなっていて驚いた。単にメガネをコンタクトにしただけなのかもしれないが、それって実にちょっとした魔法だなと。私自身はコンタクトにする気がまったくないメガネ君だが、これって素晴らしい発明なんだなと思った。ただ、前の印象があるからこそイメチェンしてて可愛く見えるというのではなく、それを差し引いても「フツーに可愛い」。

 そして彼女が、自分よりも3つも年上であることにも驚いた。つまりは、30前半。20代前半といっても余裕の外見である。彼女はデザイナーとして、作曲家の兄と二人暮らしをしている。30前半で兄と二人暮らし。なかなかわけがありそう。彼女は30代にして恋愛体験もほとんどないということをほのめかした。引きこもり気味で、高校も行かず大検をとったとのこと。

 そういう、ややわけありで内向的で、それでいてすごく可愛い女性には、強く惹かれてしまうオタク気質の自分。もちろんスティグマ先行でときめいているわけではなく、普段から仕事でやりとりしていていい人だなーと思っていたところへのプラスアルファ要素である。

 ぜひとも一度デートに誘いたいと思う。

 無鉄砲に女性にデートを誘っていた、元カノと付き合う前までの自分を思い出したく。

 

 その元カノとは、別れた後も会ったりいろいろしてたりすることがあったが、彼女の修士論文をめぐって、また強烈にイライラしてしまい、音沙汰なしに。修士論文などというクソ負担、それも見返りがない負担を、軽い気持ちで背負ってはならない、ということを最後に(?)強く訴えた。

 

 今、太っているのが大変大きな悩みで、10代半ばから今に至るまで一貫して太り続けてきた(その割にはそこまで太っていない?)のを、何とか方向転換したい、と思っているが、運動するのは非常に苦手。ジムへの入会と退会を繰り返している。今また、入会しようかと悩んでいるところだ。

 自分と同じような気質の人が、ingressで健康的に運動して痩せた、ということをネットでたくさん報告しているが、長続きしなかった。しかし今考えてみても、今の自分にある最良の選択肢であるとは思う。

 あとは、このクソみたいな日記を、健康管理日記にすることでますますクソにすれば、多少効果があるかもしれない。

 LOL(League of Legends)と囲碁に関する、やたら強迫的な自分の目標について以前書いた。依然目標達成を目指している。楽しい。LOL囲碁はとても楽しい。これが自分の好きなことなんだと改めて思う。目標達成に向けてがんばることで、本当の意味での「趣味」のある人生にすることができる、と思うと、ますます楽しくなる。

修行の日々

 先日、韓国釜山へ3泊4日の出張へ行ってきた。世界中のゲーム会社が集い、ビジネスマッチアップを求める場へ、社長のお供として行くことに。

 お供としての私の性能は低く、会場までの道のりの確認、スケジュール管理、飲食店で店員をうまく呼べない(笑)等等、おおいに片手落ちであった。そういうのを温かく見守ってくれる優しい社長である。

 普段から日本ではあまりなじみのない国の方々とやり取りする仕事であるが、この出張で改めて、世界を相手に仕事をしているぜ、という感覚を強めた。それは嬉しい感覚であった。

 次につながる嬉しい収穫がいくつもあった。利益になるまでに数年かかる案件も少なくないが、うまく行ったときの、いろんな意味でのベネフィットの大きさを考えるとわくわくする。

 ところで、韓国にくるのは2回目。前回は3年ほど前、ソウルに、彼女の親友(中国人)の結婚式で訪れた。こぎれいな街だなと思った。今回も釜山で、だいたい同じ印象を持った。あまり外国に来たという感覚にならない。日本語もあちこちで通じる。食事も我々の口によく合う。ソウルと違うなと感じたのは、言葉である。知っている韓国語は10にも満たない自分にも、ソウルで話されている韓国語とは相当違うな、ということがわかった。

 女性もきれいな人が多いなと感じる。美容整形のなせる結果なのかどうか知らないが、そんなことはどうでもよく、単純にきれいな女性が多いとそれだけで気分が良くなり、ああ自分もおっさんになったものだと思う。

 今回は日本で楽しめないものを2つ楽しんだ。一つは屋台で、数百メートルにわたりずらりと並んだ屋台は非常に味の良い光景をつくる。どこも陽気で親切なおばちゃんが切り盛りしている。料理の多様性に若干欠けるが、どれもおいしい。

 もう一つはカジノ。釜山には外国人しか入れないカジノがいくつかある。特権を活かし人生初のカジノへ。トランプ系(ポーカー、ブラックジャックバカラ等)はその場ですぐに賭けるにはルールが若干複雑で敬遠してしまった。ルーレットのみを楽しむ。トランプ系に比べるとだいぶオシャレでないので忸怩たる思い。次回はちゃんと予習しておきたい。

 社長が「韓国は反日教育しているわりには、全然それを感じないよなあ」とつぶやいたので私が「そもそも反日教育なんてものが、ネットのファンタジーですからね!」などと返す。酔った場での話。

 この仕事、もっとおもしろいことがこれからたくさんあるだろう。

歩きながら考えた

 歩きながら考えると、思考が健全になる。歩きながら思いついたときの着想は、前向きで、健康的だ。私はもっと歩くべきなのである。

 

 昨日、しばらく歩きながら、以前立てた目標をきっちり達成しよう、ということを思いついた。以前立てた目標というのは、今年の8月頃の話で、「30歳になるまで(2016年4月)にLOLでGold、VaingloryでTier6、囲碁で幽玄初段になる」というものである。

 この目標を8月頃に、知人も多く見ている某SNSのプロフィールに掲げておきながら、その後、やれ仕事だ、語学だ、ingressだ読書だとゆらゆら気持ちがゆれて、目標への気持ちがすっかり薄れていた。あわれ移ろいやすき我が心と秋の空よ。

 内容はなんでもよろしい。自分の言動に責任をもち、移ろいやすき心を抑え、着実に実行していく精神をこそ、30歳になる前に養わねばならぬ。

 上記の目標を達成しようとするならば、4月まで全力で打ち込まねばとても届かぬ。全力で打ち込んで、やっと達成できるかどうかの、困難な目標である。悔悟せよ。反省せよ。なぜこんな高い目標を立てたのか。4月以降は、長期的目標にせよ短期的目標にせよ、容易に達成可能なものを設定せよ。そうせねば、言動に責任を持つ姿勢など身につかぬ。

 しかし、この目標に対して今回ばかりは責任を持たねばならぬ。

 とはいえ、この2-3ヶ月の悩み移ろいの期間は、目標の完全な達成をいっそう困難にした。忸怩たる思いで、「Vaingloryでtier6」という目標を削除し、二度とこんなことをすることがないよう、深く心に留めねばならない。目標の途中変更は、目標をまるで達成できぬままズルズルと掲げるよりはずっとマシだ。しかしその変更には、思慮と、後悔と、深い反省が伴わねばならぬ。

 しばらくは、仕事も残業を極力避け、きっちり8時間労働に留めるよう努める。また、語学や仕事にまつわる諸々の勉強は放棄だ。(どうしてもやる必要があるなら、極力業務時間中にせよ)幸いにも、モト彼女は修士論文執筆に忙しく、私に構う時間がない。余暇の時間をすべてつぎ込んで、やっと達成可能な目標であろう。ああ、こんな馬鹿げた目標を2度と掲げてはならぬ。

 悔恨にまみれながらも、なおこの思考の健全さを信じる。

 LOL囲碁も、単なるゲームではない。この2つにある程度真剣に取り組むことが、自らの思考を、精神を鍛えることは少なくないと信じる。また、文化的に、東アジアを理解する上で非常に重要なものである。これらに精通することが、中国語・韓国語等を学ぶモチベーションにつながるだろうから、しばらく語学を放棄しても、5月以降に飛躍するポテンシャルを蓄えることができるだろう。

 ただし、歩くことと書くことは放棄してはならぬ。歩くことは思考を健全にし、書くことは移ろいやすき心を飼いならすのに必要だ。

復讐

 別れたはずのモト彼女と、また会うようになり、性的な関係もあったりして。彼女は同棲時代のふたりの写真を某チャットアプリでたくさん送ってきたりして。相変わらず変化と迷い、優柔不断に富んだ日々を送っている。

 昨年10月、公務員として就職、1月に休職、3月に退職、派遣社員として働き始める。この10月、派遣社員として働いていた会社に、正社員として登用される。なお社員は自分一人のもよう。社で社長の次に偉く、最も下っ端である。

 ブログの前回の更新日を見たら8月でドン引きした。もっとたくさん、書き留めておくべき思考があるはずなのに。相変わらず悩み多き日々を健全に過ごすための方策として、ブログがいかに有効であるか、よく知っているはずなのに。

 数年後にブロガーとしてデビューできるよう、研鑽を積んでおきたいと思う。何しろ明日をもしれない小さなベンチャー企業の所属だ。組織人としてでなく、自分個人の市場価値を高めながら生きていく必要がある。それにつなげるためのある種のプロ意識をもって、ブログを書くようにしたいと思う。(とはいえこのブログに関しては、あくまで匿名の公開日記に過ぎないけれども。準備が整ったら東アジアのエンターテイメント業界をテーマとしたブログを立ち上げるつもり。)

 その前に、やるべき重要な仕事が、かつての自分の心が受けた傷を癒すこと。このブログにもはっきり形跡が残っているが、昨年末から今年頭にかけての私は、精神的に非常に落ち込み、休職をすることとなった。上司やほかの職員から受けたハラスメントが原因である。少し肩がぶつかっただけで「てめえどこ見て歩いているんだ!」と恫喝され、まったく筋のないことで責められ、サービス残業を強制された日々。

 何よりも残念なのは、それを「自分に非がある」と思い込み、「発達障害」とかいうキーワードでいろいろ探し回ってしまったこと。

 結果的には、辞めることでむしろ自分の才能を発揮しやすい職場に移ることができたのだから、良かったと言うべきだろう。しかし私と同じような道筋をたどり、ひきこもったり長年の無職生活を強いられたりする人々が多くいることは想像に難くない。そして私のようにそれを「発達障害」と呼んで、まるで自分が悪いかのようにっ考えてしまう人がいることも。

 普通に生活していても、屈辱の念、復讐の念が日に数回は襲いかかる。彼らをいかに屈服させるかという計略が、気が付くと頭の中を渦巻いている。悔しく、不幸なことだ。できる限り健康的な市民として生活をし、ハラスメントのない社会、クソ長時間労働のない社会を自分の日常からコツコツと実現させていくことが、現実的になしうる、せめてもの復讐である。