一眼でも生きている石

やるべきこと:体重65kg、ゴミ出し、掃除、睡眠時間の確保。できるまで他の一切は不要

借金、海外出張

 いたし方なくまた借金。前の会社は20日締めの月末支給。今の会社は月末締めの翌25日支給。6月いっぱいで前の会社を辞め、7月1日に入社したため、6月30日に前の会社の最後の給料が支払われた後、8月25日まで大きな収入が途絶える。およそ2か月である。その間7月31日に、前の会社の6月21日から27日くらいまでの数日分の給料が支払われたが、十分ではない。

 社会復帰してからあまり時間の経ってない自分には、1か月ちょっと分の給料で2か月近くを生活するたくわえがなく、借金することにした。実家の両親にでも、元彼女でも友人でもなく、クレジットカードの「キャッシングリボ」なる制度を利用。キャッシングしたお金をリボ払いで返済できますよという、優しさの面を被った恐ろしい制度で、どのように恐ろしいのかはたいていの人には説明する必要はなかろうと思う、とにかくそのへんのATMで気軽に現金を手にできて、それに年率18%の利子がつく。

 年率18%、今回およそ8万円をキャッシングしたので、1年間借りっぱなしならば1万4000円。なんらの商品・サービスに代えられたわけでもない金額と考えると、とてつもない高さであるが、今回、(これまでさんざん金をもらった)実家に金を無心せずに済み、友人各位との信頼関係も損なわずに済むかと思うと、大した額ではないとは思える。

 リボ払いの真の恐ろしさは、こうやってささっと計算できる利子にあるのではなく、それを「月に数千円の返済でOK」とする甘言である。元本さえなかなか返せず、利子だけが膨らんでいくという人が少なくないようだ。今月は、上述のように、まあ客観的にみてやむを得ないと言える理由があった。収入が入った時点でまとめて返さなければ、大変なことになる。

 先月末、出張で上海に行ってきた。モチベーション、特に「中国語を使いこなし、中国で仕事をし、多くの中華美女とお近づきになりたい」という思いの高まる、よい旅であった。海外に行くというのはやはり、モチベーションを高め、人生の幅と世界観を広げる貴重な体験であるので、それに仕事で会社に金を出して行けるというのはやはりありがたく、また自分がそれに値する社員であるということに関しては、自信をもってよかろう。

 ただ、上海はとてつもなく暑かった。そして、接待で食べた中華料理、自分は中華のすさまじい辛さに慣れているつもりだったが、実際のところまったくそうではなかったらしく、派手に腹を壊してしまった。東京に帰ってからも一週間、完全に液状の便しかでなかった。昨日あたりになって久しぶりにまともな形状の便が出て安心する。

 来週の月曜日からはドイツに出張する。こちらは、避暑地への出張なので東京の猛暑から逃げられありがたいが、片道20時間近くもかかる旅路は相当な負担となろう。負担しただけの体験がまたできればと思う。久しぶりのヨーロッパ。初めてのドイツ。